中野雅至著『格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢』ソフトバンク新書 [書籍紹介]
格差社会に関する書籍が巷にあふれています。
しかし、世の中の格差の状況を的確に表し、
わかりやすい書籍は必ずしも多くありません。
本書は、厚生労働省のキャリア課長補佐から兵庫県立大学の助教授に転身した筆者が、
小泉政権における政策を十分に踏まえながら、
データをふんだんに用いてわかりやすく格差社会を解きほぐしています。
まずはふんだんな図表のなかから関心のあるところを見つけて、
読み始めてみるのがよいのではないかと思います。
中野雅至著『格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢』ソフトバンク新書、
2006年8月28日発行、760円+税