増加する飲酒運転事故 [治安・安全]
平成13年の道路交通法の改正により、平成14年6月より、飲酒運転に対する処罰が厳しくなりました。
その結果、平成15年、16年と飲酒死亡事故は減少しましたが、法律の抑止効果が減少したのか、
平成17年、18年と飲酒死亡事故はわずかに増加傾向にあります。
また、交通事故による死亡事故に占める飲酒ありの構成率は、
法律改正後(データが比較可能な平成15年以降)、最も高い13.6%に達しています。
図:飲酒死亡事故の発生件数(各年1~7月累計)
出所:警察庁資料
図:交通死亡事故に占める飲酒あり比率(各年1~7月累計に基づく)
出所:同上
現在、飲酒運転やひき逃げ事件に対する処罰を厳格化する方向で議論がされていますが、
そもそも「飲んだら乗らない、乗るなら飲まない」という基本に立ち返ることが重要です。