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図書館の利用状況から見る日本人の読書傾向 [教育]

日本人、特に若者の活字離れが進んでいると言われています。
日本には2,900を超える図書館が存在していますが、
人口10万人当たり図書館数は主要国の中で最も少なくなっています。
年間の一人当たり貸出点数(総貸出点数を人口で除したもの)も5冊弱と、
必ずしも多くありません。

文部科学省『平成17年度社会教育調査中間報告』によると、
平成16年の一人当たり年間貸出冊数は4.5冊ですが、小学生の貸出冊数が18.7冊となっており、
大人は必ずしも図書館を利用していないことがうかがえます。

表:主要国における図書館利用状況

注:文部科学省『社会教育調査』の数値とは異なる。
出所:日本図書館協会等調べ
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/04/06032701/007/001.htm

OECD(経済協力開発機構)「生徒の学習到達度調査(PISA)」において、
読解力に関して2000年、2003年の調査でいずれも第一位であったフィンランドでは、
一人当たり貸出冊数が19.2冊と突出して多くなっているのが特徴的です。
(日本はPISA調査において、読解力については2000年に8位だったのが、
2003年には14位に後退しています)

読書離れにどのように歯止めをかけるのか、
様々なアイデアを出していかなければならないようです。


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