SSブログ

表面化する指導力不足教員 [教育]

2005年に放映されて話題となった学校ドラマ「女王の教室」でも取り上げられた
「指導力不足教員」が、全国で表面化しています。
文部科学省「公立学校教職員の人事行政の状況調査について」によると、
各都道府県・政令指定都市では、指導力不足教員に関する人事管理システム」を導入し、
指導力に問題のある教員の認定を行い、研修の受講を命じています。

都道府県・政令指定都市によって評価システムの導入時期に違いがあるため、
単純に数値の時系列比較を行うことはできませんが、
ほぼ全ての都道府県・政令指定都市においてシステムが導入された平成17年時点では、
全国で506人の教員が指導力不足と認定されました。

表:地域別指導力不足教員認定者数(人)


注:  は平成15年4月1日までに、  は平成16年4月1日までに、
    は平成17年4月1日までに、  は平成18年4月1日までに
  指導力不足教員に関する人事管理システムを導入した都道府県・政令指定都市。
  堺市は平成18年度中に導入予定。
出所:文部科学省「公立学校教職員の人事行政の状況調査について」各年版より作成

指導力不足を認定された教員の全てが研修を受けて職場復帰するわけではなく、
退職する教員も最近では年間100人以上存在し、高止まりを見せています。

図:指導力不足教員のうち退職等した者の推移(人)

出所:同上


nice!(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。