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減少する小児科医、産科・産婦人科医 [医療・介護]

厚生労働省大臣官房統計情報部「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、
医師の数は、この30年間で約2倍に増加しています(1975年の125,970人から、
2004年には256,668人へ)。
中でも特に増加が著しい診療科目は、形成外科、美容外科や、神経内科、リハビリテーション科などで、
いずれも5倍以上に医師数が増加しています。

一方、医師数の減少に直面している診療科もあります。
小児科は1984年には35,026人と最大となった後に減少をはじめ、
2004年には32,125人へと1割減少しました。
産科・産婦人科も減少傾向にあり、両科を併せた医師数は13,152人から11,282人へと、
やはり1割以上減少しています。

表:診療科目別医師数(複数回答)の推移


注:複数科目を担当する医師がいるため、各診療科目の合計は医師総数とは異なる。
出所:厚生労働省大臣官房統計情報部 「医師・歯科医師・薬剤師調査(各年版)」

小児科、産科・産婦人科はいずれも医師にとって過酷な診療科であるといわれていますが、
少子化が進むなか、医師の数が減少すれば、
子どもを持とうとする夫婦の数が減少していまいかねません。
医師の勤務条件の改善を通じた医療体制の確保が必要となってきています。


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